その37 たくさん怒られろ

みなさんと接していると怒られる事に慣れていない気がします。多分家庭でも優しく育てられて来たのであまり怒られる事ってなかったんだろうと思います。

でも、社会に出ると君たちの立場は突然変わります。社会人としての自覚を求められ、時にはプロジェクト、部署あるいは会社を背負って行動しなければなりません。そんな時、ミスをすると上司はいきなり怒ってくるかもしれません。突然の怒りに始めは戸惑うかビックリするかもしれません。あるいは、会社に行きたくなくなったり、仕事に対するやる気をなくすかもしれません。

でも考えてみてください。君たちは社会の中で会社の中である役割や仕事を任されているのです。当然、そこには責任という大きな重荷を背負うことになります。学生のうちはその自覚があまりないかもしれません。でも学生であっても社会の一員です。今のうちにいっぱい怒られておくべきです。実際なかなか怒られる機会はないかもしれません。

でもそれは、君たちがまだ学生だからという甘えの中で生かされているからです。アルバイトの君たちはすぐに辞めてしまうんじゃないか。学校に来なくなってしまうんじゃないか。そんな甘えの構造の中で曖昧にされているのだ、という自覚をすべきです。そんな甘えの構造は君たちを学生であるという極めて不安定で不確定な立場や身分に押しやってしまって、社会に対して本当の責任感を自覚しなくなっている気がします。ですが本当の社会とはそんなに甘いものではありません。場合によっては重い責任や罰を受ける場合もありえるのです。

今のうちにたくさん怒られ、たくさん悔しがり、反省して次に生かしていってください。

大学生の君に伝えたい104のこと

大学生の君に伝えたい104のこと

Copyright © DigitalCamp!us All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.