その51 Don’t think, feel

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映画「燃えよドラゴン」などで初めて東洋人としてハリウッドの大スターとなったカンフーの達人ブルース・リーという人がいます。その人が映画「燃えよドラゴン」の中で語っている言葉が表題にある「Don’t think, feel」です。

達人が弟子に空手の基礎を教える場面。弟子は何も考えずに形を真似ようと動こうとしますが、達人はそこから戒めます。行動するのではなく、まずは感じろ、と。

一見、論理的な思考を否定したかに思える発言ですが、これには深い意味があるように思います。

私たちはともすると教科書やマニュアル通りのことを正しいと思い、その通りに実践してきました。でも、常にマニュアルが正しいのでしょうか?あるいはマニュアルにない時はどのように対処すれば良いのでしょうか?

先ずは自分の感覚を磨くこと、そしてその感覚で感じたことを感覚だけに留めずに理解し、考えるところに昇華させること。その感じた理由やそこにある法則みたいなものを論理的に打ち出してみる。そして自分の中で納得がいってから、始めて行動を起こす、ということです。

私たちはついつい行動することに価値を見出し、やみくもに無駄な動きをしがちです。でも、少し立ち止まって考えてみてください。すぐに動くことが、得なんでしょうか?

動くことよりも、考えをまとめたり、理解したり、納得したりすることが、引いては素早く動いたり、無駄のない動きに通ずるのだと、悟ります。

これがブルース・リーの教えたかったことだと思います。みなさんも実践してみてはいかがでしょうか。

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