その24 Student Social Responsibility

皆さんは学生の身分で、まだ社会に出る前の人間です。でも、だからといって社会人としての役割や責任がないのかというとそんなことはありません。20歳を超えればれっきとした成人であり、選挙権もあります。社会人としての役割と責任が出てきます。そのことを充分に認識した上で振る舞う事が必要です。

最近企業が求められる言葉のひとつとしてCSRという言葉があります。Corporate Social Responsibility 会社企業の社会的な役割、社会的貢献のことです。会社や企業が自分の利益追求だけをする時代ではなく、公共や社会に参加し築いている一員として責任感を持って行動しなさい、ということです。コンプライアンス(Comliance:法令遵守)などもこれに当てはまります。この意識はそのままみなさん学生にも当てはまるような気がします。そこで、CSRならぬSSR=Student Social Responsibilityという言葉をみなさんに送ります。

学生だからといって、社会の一員としての義務や責任が免れる訳では決してありません。それどころかもっと社会の一員として、社会人として自覚と責任をもって行動して欲しいと思います。

このことは、実は中学校や高校時代にもっと教えられたり、実践して来なければいけないことです。しかし、日本の場合なかなか高校時代に社会を実感したり、自分が社会と関わるような教育を受けて来ていません。そのため、大学生になってもいつまでも自分が社会の一員ではなく、学生だという甘えの中で生活している気がします。バイトを当日直前で休んだりしても悪びれる様子もないのはそんな意識から来ているのではと思います。でも、少し冷静に考えて見てください。バイト先の店長は、当日ドタキャンされることによって代わりのバイトを見つけなければならず、非常に大変な状況になったり、その負担を自分で抱えなければなりません。社会人とバイトの意識の差はそんなところから始まっているのですが、バイトだって立派な社会の一員なのです。

ですから、社会の一員としての自覚と責任をもって大学生活や家族や友人などの人間関係、バイトなどの社会との接点を作っていってください。その経験とそこで気づいたり、考えたことが、実際に社会人になった時に大いに役に立つと思います。

関連用語
コンプライアンス(Comliance:法令遵守)
コーポレートガバナンス(Corporate Governance:企業統治)
ステークホルダー(Stakeholder:利害関係者)

大学生の君に伝えたい104のこと

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